縁の森ロゴ森の匠

木の家に住むということ、
飯南町に住むということ。

飯南町の風景を守り続けていくために欠かすことのできない、地元産木材を生かした建築を行う工務店の方に話をお聞きしました。

田村工業有限会社

田村和生様
田村昭雄様

田村工業有限会社
  • 田村昭雄様
  • 田村和生様
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会社について

田村工業の主なお仕事は何でしょうか。
主な事業は住宅の新築、改築(特に水回り)です。
その他、道路工事や舗装工事なども行なっています。
建築に対して、一番大切にしていることはどこでしょうか。
長く使える建物をつくるということですね。
そのためには、丈夫につくるだけではなく、人に優しく、居住性が高い
建物であることを意識しています。
従業員数は何名ほどですか。
11名です。そのうち8名が親族で仲良くやっていますね。
年間何棟位を建築されていますか。
年によってまちまちですが、新築は1〜2棟/年、改築は10〜15棟/年ほど行なっています。/dd>
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こだわり

町内の建築に際して、特に気をつけていることはありますか。
寒冷地である飯南町の気候・風土にあった建物を建てることを大切にしています。
雪が多く積もるので、材料の強度や大きさには気をつけています。
また冬場、気温が下がっている状況で、外壁に雨、風があたると劣化しやすくなるため、屋根の軒をしっかり出すようにしています。
その他には、できる限り合板を使わないようにしています。室内温度と外気温度の差が激しいと結露が生じやすく、合板を使用するとすぐに曲がってしまい修理が必要になってしまいます。合板を使わないと作業効率は悪くなりますが、長く快適に過ごせる住宅をつくりたいという思いで、できる限り使わないようにしています。
素材の使い方や構法など、こだわりはございますか。
建具(戸や扉など)には特にこだわっています。私が良いと思った木材を地元の赤来製材所で見つけてきて、地元の建具屋で製作してもらっています。飯南町で育った木は地域の気候にも合っているため、反りや歪みが出にくくなりますし、後からの修理やメンテナンスも楽に行うことができます。
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インタビューの様子

木材への取り組み、思い

木材を使用する時に気をつけていることはありますか。
反り、ねじれには気をつけています。特に建築内外の表に出ている部分(化粧材・造作材)は特に気をつけています。人工乾燥だと反り、ねじれが出やすいので、できる限り天然乾燥でじっくり仕上げた材を使うようにしています。
木材をどのような方法で入手していますか。
柱などの構造材は、地元の赤来製材所から製品で購入しています。
板などの造作材は、特にこだわりたいので、同じく赤来製材所から丸太で購入してきて、自ら製材・乾燥・加工しています。
木材を使用すること、特に飯南町の木材を使用することに対する思いなどはありますか。
飯南町で育った木なので、町内の気候・風土に合っていると思います。 外国産材などは、違った気候・風土で育ったはずなので、寒冷地で湿気の多い飯南町では反り、ねじれなどの変形が起きやすいのではないかと考えています。
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インタビューの様子

家づくりの流れ

貴社に住宅の建築をお願いする場合どのような流れになりますか。
新築の場合、まずはプランを一緒に考えていきます。2ヶ月ほどの期間で、ご予算や候補地にあわせて設計いたします。
どの部分にどういった木材を使ったらいいか、お施主様の意見も取り入れながら丁寧に検討していきます。
設計完了後、施工に入りますが、3~4か月間ほどが一般的です。
改築の場合は、物件によってまちまちですが、4ヶ月〜半年ほどかかります。
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お客様へのメッセージ

最後に町内で住宅を建てることを考えている方へのメッセージを。
地元の木材をふんだんに使って温もりのある居住空間、建物をつくることを目指しています。
また、お施主様と長い付き合いになる家が、いい状態を保ち続けるかどうかはいつも気にして取り組んでいます。
修理、メンテナンスが必要になった場合でも、地元業者と協力しながら丁寧な家づくりを行なっているので、すぐに対応できる体制も整えています。
いつでもお気軽にご相談ください。

施工事例

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お問合せ

田村工業有限会社社屋

田村工業有限会社

住所
島根県 飯石郡飯南町 上来島318-3
電話番号
0854-76-3511
E-mail
tamura3183@gmail.com
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